2010年11月4日木曜日

「うんざり!」(2010年11月)

菅内閣の支持率が前回調査比20ポイント下落したとか。
尖閣諸島での漁船衝突問題の処理、北方領土の問題、経済対策の問題、某国会議員の金銭問題等々、要因はいろいろあるのでしょうが、この類の政府批判の数字を見るのはもう「うんざり!」。政府の足を引っ張るのがマスコミの仕事じゃない。また隣国と比べて報道の自由が確保されているなどと自慢しているのもどうかと思う。今直面している国難に対してマスコミを含めた国民全員で当たる時だと思います。
 「マスコミは日本が困ると嬉しそう」何年か前のサラリーマン川柳です。

 ついに出た!白米10キロ1680円(税込)。
岡山市内の某ディスカウントストアーです。安かろう、悪かろうの米の安売り合戦はもう「うんざり!」。「アイヤー、日本人は鳥の餌を食べてるあるよ!」と隣国の人が驚いたとか、そうでないとか。こんな商品を米屋が作るから量販店が売るのか、量販店で売れるから米屋が作るのか?この業界で「プライド」とか「誇り」と言う言葉は今や死語なのか?

 11月1日のNHKの「プロフェッショナル」という番組で、宮城県の篤農家の石井稔さんが紹介されていました(NHKのホームページで動画が見られます)。石井さんは人間の子育てと同じ気持ちで稲に接する。「寒くないですか」「今年は暑いけど頑張ってくださいよ」などと常時稲に声をかける。水や肥料の管理を工夫して細かく細かく行う。「稲は言葉を発しないけど、今何をしてほしいかが私にはわかるんです」とおっしゃる。有機栽培なので、虫の発生に気を遣い、雑草駆除はすべて手作業。私(片山)は感動しながら見ておりました。
 そこまでとは言わないまでも、農家の方達はそれなりの苦労で稲を育てている。その苦労と汗をコストと考え、農家からの購入価格、消費者への販売価格に上乗せできないものか、そうすべきだと常々思っています。

 岡山でも中生品種に異常高温の影響で規格外米が大量に発生しました。ただでさえ米価が下落しているところへ、品質悪化がさらに追い打ちをかけました。この品質悪化による収入減少はほとんど保証されません。農家の方にはお気の毒な年になってしまいました。
 自慢話に聞こえたら「ごめんなさい」ですが、弊社では規格外米の販売を少しでも手伝わせていただく意味で「農家応援米」という白米を一部の量販店で販売させていただきます。
 またレストラン等業務店さんには敢えて21年産ブレンド米をご提案しています。見かけ、食味の点で結果的にお客様のお役に立てると判断しているからです。

 こんな年はもう「うんざり!」です。

 話は変わって、今年も岡山県北の三船農園から「合鴨こしひかり」が届きました。美味しいお米と一緒に、旨い「鴨肉」も届きました。ご馳走さまでした!
(ロッテが優勝したんじゃ、米の売上げにつながらないな~。 2010年11月上旬 片山芳孝 記)

寄席跳ねて上野で鰻なんてどう? (江口小春)   2024年 4月

 初夏を思わせる高い気温が続く4月19日、千葉へ行きました。 かつて千葉県の日本酒の蔵元さんには 酒造用(かけ米) に岡山の「 アケボノ 」をたくさん使って頂いていました。  最近では地元千葉県産の米の使用割合が増えており「アケボノ」の出番がほとんど無くなりました。  しかし有難...